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- 明るいところだと見えにくい
こんな症状はありませんか?
一般的に明るいところの方が、暗いところよりも目は見えやすくなります。暗いところで視力が大きく低下するのは夜盲症(俗に言う「とり目」)と呼ばれ、先天性のものから白内障や、強度の近視によるもの、ビタミンA欠乏症などが原因となります。
一方「明るいところだと見えにくい」というのは、昼盲症と呼ばれる症状です。この症状が現れると、夜盲症とは逆に昼間よりも夜間の方がよく見えるようになります。
- 明るい場所で物がぼやけて見える
- 強い光の下で目が痛む、または不快感を感じる
- 直射日光の下での読書や物の識別が困難
- 明るい環境で視界が白っぽく見える
- 屋外に出た時、一時的に視力が低下する
- まぶしさによって頭痛が引き起こされる
- 強い光にさらされた後、視界が一時的に暗くなる など
白内障の可能性があります
「明るいところだと見えにくい」という症状の原因となる可能性がある病気は、白内障や角膜変性症など、光の通過する部分に濁りができる病気です。白内障は眼球内でレンズの役割を果たしている水晶体が濁ってくる病気です。
私たちの眼球は、昼間明るいところに出ると、瞳孔を小さく絞って取り込む光の量を少なくします。水晶体の中央が濁っている白内障の方の場合、小さく絞られた際の光の量では水晶体に生じている濁りに遮られて、網膜まで光が届きにくくなります。角膜変性症で角膜の中央が濁っている場合も同様です。
これに対して夜間の暗いところでは、私たちの眼球は瞳孔を大きく開いてできるだけ多くの光を取り込もうとします。すると濁った部分よりも広い範囲で光を取り込むので、昼間よりも網膜に届く光の量が増えます。
その結果、「明るいところだと見えにくく、暗いところの方が見えやすい」という状態になるのです。
白内障は60歳以上の方の大半がかかっており、放置すると失明の危険もある病気である反面、手術で完治が可能な病気でもあります。「明るいところだと見えにくい」という症状がある方は、できるだけ早い段階での眼科の受診をおすすめします。
明るいところだと見えにくい場合の検査
白内障が疑われる場合は、病気の有無と進行状況を調べるために、次のような検査を行います。
- 視力検査
- 細隙灯顕微鏡検査
- 眼底検査
- 光干渉断層計(OCT)検査 など
なお、みよし眼科では光干渉断層計(OCT)検査を含むこれらの検査に全て対応しており、白内障が見つかった際、手術が必要だと判断した場合には提携する基幹病院への紹介を行っております。明るいところだと見えにくいと感じておられる方は、お早めに当クリニックまでご相談ください。