硝子体手術

硝子体手術とは

硝子体とは

硝子体は、眼球内のレンズの役割を果たしている水晶体と、フィルムの役割を果たしている網膜の間を占める組織で、99%が水、0.9%が糖、電解質、ビタミンCなど、0.1%がコラーゲン、ヒアルロン酸などの高分子から成っています。

硝子体手術について

硝子体に病気や障害が発生すると、網膜を引っ張って網膜剥離を引き起こしたり、濁って硝子体混濁を引き起こしたりします。このような状態になると、視力の低下や最悪の場合は失明へと至るリスクが高くなります。それらを治療するために行われるのが硝子体手術です。

局所麻酔を施した上、眼球に3～4つの小さな穴を開け、そこから特殊な器具を出し入れして、硝子体を切除します。

状況に応じて網膜に処置を施したり、眼球に特殊なガスやシリコンを注入したりします。

硝子体注射について

硝子体注射は、眼球内に薬剤を注射する治療法です。

病状によって様々な薬剤を使います。感染症の場合は抗生剤、非感染症の炎症の場合はステロイド剤や炎症抑制剤、悪性の場合は抗癌剤、血管内皮増殖因子（VEGF）が関与している疾患には、抗VEGF剤という具合です。

硝子体手術・注射が必要になる症状と病気

硝子体手術・注射が必要になる可能性がある症状

• 突然視力が大きく低下した
• 視野内に黒い点や線が見えるようになった
• 視野が狭くなったように感じる
• 視野の中心の視力が急激に下がった
• 視野が歪んで見える
• 視野の中央に暗い領域が見える
• 目がかすむ、視界がぼやけて見える
• 目の充血が酷い
• 眼球に痛みを感じる
• 屋外の光がまぶしく感じるようになった
• 視力の低下
• 視界が赤く見える　など

硝子体手術・注射が必要になる病気

• 網膜剥離
• 糖尿病網膜症
• 黄斑円孔
• 黄斑前膜
• 加齢黄斑変性症
• ぶどう膜炎
• 網膜静脈閉塞症
• 感染症眼内炎
• 悪性疾患　など

当クリニックは抗VEGF剤の硝子体注射に対応しています

大阪市西区・西長堀のみよし眼科では、抗VEGF剤の硝子体注射に対応しています。検査の結果、治療が必要だと判断した場合は、患者様の状態や選択できる治療方法、そのメリット・デメリットなどを説明させていただいた上で、患者様のご要望に応じて治療を進めていきます。

硝子体手術に関しては、当クリニックでは対応することができませんが、手術が必要だと判断した場合は速やかに提携病院に紹介を行い、信頼できる医師のもとで治療を受けていただくことが可能です。